【中町】【お茶会】松阪の裏千家『ギャラリー森田』【茶道具】
はじめに
みなさん、初めまして、新人ライターのマイティーです。
実は松阪にきてまだ1年弱の私ですが
東さんとひょんなことで出会い、彼の松阪を盛り上げたいというあっついあっつい想いに惹かれて
松阪のいいところを私も知って、たくさん発信したいという思いで、人生初の記事をしたためております!
どこに行ったの?
さて、自己紹介はこのくらいにして、
最近みんなお抹茶しばいてる?!
何を隠そう、このマイティーは無類のお茶好きなのである。
それもそのはず、マイティーは抹茶の生産量が全国第二位の愛知県西尾市に生まれ
茶摘みの申し子として育ってきた過去を持ち
荒茶の生産量では三重県に負けるけど、チョチョ狩りの量では負けない自負を持っています。
そんなお茶好きっ子の私が今回お邪魔したのが
松阪の地で明治時代から営まれている『ギャラリー森田』さん
お茶なのに、ギャラリー?と疑問を持たれた方もいるだろうが
ギャラリー森田さんは、茶道具屋さんなのである!
今回は、こちらのいかにも御曹司です!という風格の
森田隆真(りゅうま)さんにお話を伺いました。
(森田隆真さん)
隆真さんは現在4代目のお父様の次代でゆくゆくはギャラリー森田を切り盛りせし者です。
現在はお姉さんの篠田佳奈さんとともに、佳奈さんは茶道担当
隆真さんは茶道具担当として家族でギャラリー森田を支えています。
隆真さんは一見普通の御曹司に見えますが、彼は骨董品・茶道具を愛してやまない男なのです。
それもそのはず、小さな頃から、ギャラリー森田のお手伝いをされ、骨董品や茶道具とともに育ってきた隆真さん。
(写真解説:お店の中にある、一番の推しを教えてもらいました。)
お店に並ぶ骨董品・茶道具はどのように選んでいるかとお聞きしたところ、希少なものや
有名な作家さんが作られたものや作られた背景のストーリーなどを見てワクワクしながら激選しているとのこと。
休日・平日関係なく、茶道具の噂を聞きつけると、若い作家さん・長年されている作家さん関係なく
全国どこでもすっ飛んでいく隆真さん。
言うなれば、ギャラリー森田は、レア度SSRの骨董品・茶道具が揃っているお店なのだ。
レア度というと、チープに聞こえてしまうかもしれないが、例えば、ゲームのキャラクターの一人にしても
そのキャラクターの背景に多様なストーリーがあるからこそ、魅力やビンビンくるものがあるわけで
骨董品や茶道具一つをとっても、その裏の背景や、ストーリーにSSRの価値があるということを
マイティーは伝えたいのである!
氏郷さんと抹茶
さて、話は変わるが、この松阪という地は抹茶と切っても切れないほど蜜月な関係にあることをご存知だろうか?
松阪を代表する武将といえば、蒲生氏郷さん。
氏郷さんは松坂と松坂城を築いた人ですが
実は抹茶を楽しむときに使う道具を自作していたくらいの大のお茶好きなのである。
その昔、小姓として織田信長の人質になっていた氏郷さん(13歳)は
将来、織田軍の優れた武将になるために武芸だけではなく、茶の湯や和歌などの教育も受けていました。
氏郷さんが20歳の時に、信長さんの茶の湯担当になった千利休さんとの出会いを果たします。
二人は年齢こそ離れていましたが、一緒に二人でお茶会を開いたり、あだ名で呼び合う仲になっていきました。
そして利休さんには他にもたくさんの弟子がいましたが
氏郷さんはその中でも一番弟子と呼ばれるほど有名な弟子の一人になっていきました。
信長さんが亡くなった後も、豊臣秀吉の元で茶湯担当をしていた利休さんですが
秀吉さんの怒りに触れて切腹を命じられてしまいます。
利休さんが切腹により亡くなった後、氏郷さんは利休さんの次男である千小庵(せんしょうあん)さんを
今の福島県あたりにある会津へ預かってあげました。
その後、氏郷さんの計らいにより秀吉さんに許された小庵さんの子孫たちが
現在の茶道の大きな流派である裏千家、表千家、武者小路千家をおこしたのです。
というように、大のお茶好き氏郷さんがいなければ
現在の茶道はなかったとも言われるほど重要人物なのである!
イベントについて
そんなことを私のような半端な知識の駆け出し冒険者が聞くと、尻込みしてしまいそうになるが、
森田さんはこう続ける・・・
『次世代の方にも気軽に来てもらえるような、伝統を受け継ぐことのできるお店にしたい』と
そんな駆け出し冒険者にも優しいイベントがこちら
ギャラリー森田の2階で行われている『お茶会』と1階で行われる『プチ茶会』。
お茶会はよりフォーマルに、プチ茶会はもう少しフランクに参加ができるお茶会となっている。
5月の茶会は『お茶会』を予定しており、男性はスーツ着用で、女性はお着物か
ロングスカート着用がドレスコードとなっている。
ちょっとハードル高いな・・・
という方には、『プチ茶会』からの参加をおすすめする。
プチ茶会はジーンズでもどんな服装でも参加が可能なので
「お買い物のついでに・・・」という感覚でもいきやすいお茶会だ。
どちらのお茶会も、素敵なお茶碗でおもてなしをしてくださるので、
茶道具に触れる際には指輪や腕時計、ネックレスなどのアクセサリー類は外そう!
(お茶とお菓子がついて、なんと無料だそう)
少しお茶の道から離れていたけど、この機会いいわね、と思われる方や
娘さん、息子さんと一緒に参加したいわという方
私みたいに、お茶飲んでみたい!という方でも参加ができるので、ぜひ!
インタビューギャラリー⬇︎
(お姉さんの篠田佳奈さんは、千利休から16代目になる京都の家元へお稽古に行かれている!)
(松阪は抹茶がないようで、抹茶ブランドを作っていきたいというのも夢のひとつ。
こちらの夢を応援したい!という方もギャラリー森田へご連絡ください!)
・お店の茶室の掛け軸の写真⬇︎
(お茶をしていると、季節を感じる感性が敏感になる 花開いて蝶自ずから来た(掛け軸)
普通は5つの文字の掛け軸だが、蝶が絵になっている珍しいタイプの掛け軸)
お店情報
店名:株式会社ギャラリー森田
住所:松阪市中町1948(岡寺観音隣)
マップ:
営業時間:9:00ー17:00
定休日:日曜・祝日
電話番号:0598-21-3178
SNS:HP https://www.gallery-morita.co.jp
Instagram https://www.instagram.com/gallery.morita?igsh=MWh1bTBzZzlraWpzdw==
備考:2024年 5月お茶会
5月17日(金)午前9時~午後3時
5月18日(土)午前9時~午後3時
5月19日(日)午前9時~午後3時
最後に
からふる事業部ではお店情報を募集しております。
情報提供フォームや公式ラインからお寄せいただければと思います。
寄せられた情報が必ず取材・掲載されるわけではありませんので
あらかじめご了承ください!